一緒に眠る、ということ
目が合ったのは ほんの一瞬でしょうか
photo by YUKI YOSHIKAWA
全くの初対面なのに
きっと同じことを考えている
そんな気がしてならなかったのです
次の瞬間には
付かず離れずの距離を保って
同じそのドアをくぐっていました
その先は 会話をすることも
ふたたび目が合うこともなく
ただ静かに
目的地に向かうだけの時間が過ぎていきました
少し溜まっていた疲れのせいか
気付いたら眠っていたようで
幾分すっきりとした頭とは裏腹に
急激な不安が湧き上がります
ここは、一体どこなのだろう
窓の外は見覚えのある景色で
わたしは慌てて立ち上がると
鞄を抱きかかえたまま
また同じドアへと向かいます
まだぐっすりと眠っている
その人をひとり、残して
一度だけ振り返りましたが
起きる気配もありません
「ごめんね。でもあなたを起こす勇気なんて…」
そう自分に言い聞かせて歩き出した足取りは
いつもより随分と速いものでした
photo by YUKI YOSHIKAWA
銀座から乗った
向かいの席のお兄さん…
終点で電車降りたかなぁ(´^p^`)
※地下鉄丸ノ内線でのお話です
【補足】
丸ノ内線は終点駅で5~10分停車後
すぐに折り返し運転をしますので
車掌さんが起こしに来ないんですよ(^^;
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆
Facebook
https://m.facebook.com/yuki.yoshikawa.jp
LINE@
http://line.me/ti/p/@lbp0629s
@lbp0629s
Instagram
https://www.instagram.com/linenju/
最新の写真はこちらへ♡
Twitter
https://mobile.twitter.com/linen_libra
。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆